【英語を勉強する時間がない!】でも実は30代社会人はゼロからでも英語学習を始める最良のタイミング!

Estimated Reading Time: 3 Minutes

30代はとにかく忙しい時期ですよね。仕事も中堅や管理職として業務量が多くなる時期であり、一方で結婚や出産・育児と重なってプライベートでも自分の時間が取れない人も多いのではないでしょうか。

そのような余裕のない中でも男女問わず人生プランやキャリア形成について考えることもあると思います。そして英語力を身に着けて可能性を広げたり、人生を豊かにしたいと思い描く人も多いはずです。

子供の教育を考慮する際にも、早期英語教育は避けて通れない状況ですが、その点でも親が英語を使えるかどうかは子供の英語力を伸ばす上で重要な要素となります。なぜなら子供が英語に触れる機会が圧倒的に増えるからです。

例えば家で親が英語で会議をしていたり、外国人と楽しく英語で日常的に会話をしていたら子供は自然と言語の違いに興味を抱くでしょう。そして違和感なく英語の世界に馴染むことができるようになります。これは2人の子供たちの育児を通して実感してきた私の経験則です。

しかしやはり多忙な30代が独学で英語力を身に着けるのは容易ではありません

スポンサーリンク

とにかく忙しく、自分の時間がない30代

仕事や家事・育児で忙しい!英語を勉強する時間なんてない!とにかく寝たい!

通勤時間や隙間時間でできる効果的な英語の勉強法はないかな?

30代だけど、ゼロから勉強をやり直したらどの程度で英語でコミュニケーションができるのかな?

このような悩みを抱える30代はかなり多いと思います。私もそうでした。

夫婦共働きだったので、仕事が終わっても帰ってからも家事・育児の分担があり、とにかく朝早くから夜遅くまで休む時間がない。

このような状況の中、短期間で英語を使えるようになりたいと思い立ち、ネットで勉強法を調べても、忙しい30代社会人に最適な方法はなかなか見つかりません。

ネット上には膨大な勉強法についての情報があり、調べるだけで時間がかかり結局嫌になってしまいます

YoutubeやPodcastでも英語の勉強法に関する動画や解説がありますが、何気なく見聞きしているだけではロードマップが描けずやはり続かないという結果に終わります。肝心の「何をすれば最短で実践的な英語力を独学で身に着けられるか」という情報がありません。

でも安心してください。私は30代社会人こそが実践的な英語力を習得する最適なタイミングであると自分の経験から理解しています。ゼロから独学で始めて、今では外資系企業で多国籍チームを率いてプロジェクトをリードできるまでになった私が、その方法についてすべて解説します。

何度も言いますが、学生時代とは異なり仕事や子育て、家事に忙しい30代社会人が学習に充てられる時間は非常に限られています。一日の勉強時間は数十分しかとれないという方もいるかもしれません。このような環境下で数か月、数年に渡って勉強のモチベーションを高く維持できる方はほとんどいません。

そこでこのブログでは、【忙しい社会人でも独学で英語を使った意思疎通ができるようになる勉強法】を私の経験を基に紹介します。英語はコミュニケーションツールであり、テスト勉強の対象ではありません。リアルに日常生活で活用できると実感できればきっと今すぐに英語を使い始めたくなるはずです。

そしてそのためには学生時代の英語学習とは全く違うアプローチと訓練が効果的です。今すぐ学習を始めたいと思った方は以下のページを読んでみてください。

忙しくてもできる勉強法とすぐに使えるようになる実践方法を3ステップで紹介しています。

準備:30代の英語学習に対する誤った認識を解消する

ある時、私は日本人の英語に対する意識が少しおかしいことに気づきました。それらは日本特有の生活や教育環境であったり、価値観から来るものですが未だに根強く残っています。そのために実践的な英語力の獲得や、世界を見る広い視野を持つことの障害となっている気がしてなりません。

一例をあげると、YouTubeなどでバイリンガルや英語ネイティブが作成する動画コンテンツがあります。もちろん「正しい」英語を解説するのですが、その中で「この英語はおかしい」「ネイティブは使わない」という指摘をよく見かけます。

でもよく考えてください。その指摘は英語初心者や学習者が実践的な英語力を獲得することを目的とした場合に有益な情報でしょうか?私はそうは思いません。

別の記事で詳しく解説していますが、初期段階ではとにかく実践を積み、経験値を上げることが大切です。その過程で文法や単語の使い方がネイティブと違うからといちいち修正していたらいつまで経っても向上しません。それだけでなく、恐怖心でいざ外国人と対面するときに発言を躊躇してしまう危険もあります。

この例のように英語への誤った認識は学習の効率を下げ、モチベーションの持続にも影響します。英語学習を始める前に以下のポイントに注意して、余計な意見に影響を受けたり、まわり道をしないように気を付けましょう。

学校英語からの脱却

学生時代を振り返ってみてください。少なくとも誰もが中学校の3年間で単語や文法の基礎を学んできたと思います。高校へ進学した方は追加で3年間の授業がありました。さらに大学受験を経験された方は受験対策としても多くの単語を学び、文章を読解し、ヒアリング対策も行ってきたと思います。

しかしこれだけ勉強して試験で良い点数をとっていても実際に外国人と英語で意思疎通できる能力はついたでしょうか?多くの方はNo! ですよね。なぜでしょうか?

学校で学んだこと(英単語を覚え、基本的な文法を理解し、英語の基本構造を知る作業)自体は非常に重要で有益です。ただこれだけでは不十分なのです。いくらテストで高得点を取ろうがコミュニケーションの準備運動をしているに過ぎないと思います。

英語の基礎を理解しているのに英語で意思疎通ができないというのは、まだ走り始めていないということです。つまり学校英語を単純にやり直したり、TOEICや英検などの試験対策をするだけでは現場で使える英語力はいつまで経っても身につきません

英会話に対する先入観をなくす – 英語ネイティブとノンネイティブ

皆さんが英語を話す相手としてイメージするのは恐らく欧米の英語ネイティブでしょう。テレビドラマのシーンで英語を流暢に操る日本人の対話相手は大抵欧米人です(笑)。我々日本人はその姿が英語学習の目標であると思い込んでいる節があります。

しかし実際の世界は違います。世界で英語を話す人のうち英語を母国語とする人よりも第二外国語として習得して使う人の割合の方が圧倒的に多く、その割合は約80%とも言われています。我々が想像する英会話のイメージとはだいぶ違いますね。

English Native vs Non-Native

これだけ多くの人が英語を第二外国語として習得するのは英語は最も多くの人が話す世界共通言語であり、世界で生きていく上で習得が欠かせない言語として認識されているからなのです。

逆に言えば日本人も英語を話せなければ、非常に狭い世界で限られた人としかコミュニケーションができないということです。

ところで英語を母国語としない人たちがネイティブと全く同じような英語を話すのでしょうか?答えはNo!です。

英語の多様性を認識しよう – 試験偏重の学習は英語力獲得を妨げる

イギリス英語とアメリカ英語に違いがあるということは聞いたことがあると思います。同じ英語を話す人たちの中でも地域によって独自の発展を遂げ、話し方や発音が異なっています。アメリカの中であっても地方によって独特の訛りがあったりするものです。同じように日本においても地域によって方言があり、発音や表現方法に違いがありますね。

第二外国語を話す人たちは母国語の発音の影響を受けることでネイティブとは異なる発音になることが良くあります。日本人の英語もそうですね。日本語にはない発音(つまり口の形や舌の使い方)があるので完全にネイティブと同じ発音をすることはかなり難しいです。つまり世界の英語話者の間では同じ単語であっても幅広い発音がなされるということになります。

同一の言語を話す人が世界で多ければ多いほど、言語は地域によって少しずつ変化し、多様性を持ちます。つまりその多様性を受け入れず、ネイティブ英語にこだわり、「唯一の正解」を追い求めることは逆に意思疎通のための英語の習得を妨げることに繋がります。我々が目指すのはネイティブと同じ英語を話すことではありません。

このことこそ社会人の英語学習者が初めからTOEICや英検対策に走るべきではない最大の理由です。

誤った目標を立てない – 完璧でなくて良い

以上の理由からテスト勉強のような唯一の正解を求める英語学習は止めましょう。実際のビジネスの場において前置詞が間違っていたとか、文法が正しくないなどといった指摘を受けることはそうありません。もちろん言いたいことが可能な限り正確に伝わるように文を組み立てる必要がありますが最初から完璧を求めるのは止めましょう

間違いを恐れて発言できないという状況は日本人には良くありますが、そもそも多様性があり答えが一つでないものに対して正解があるように思い込むのは間違いです。もっと柔軟に、気軽に英語の世界に飛び込むべきです。リアルな英語の世界の中で徐々に自分の英語をカスタマイズしていけばよいのですから。

まとめ

日本で英語を学ぶ際に注意すべきは英語に対して誤った認識をしないことです。目標となるイメージを持つことは悪いことではありませんが、そのイメージが実際の英語と乖離していたら意味がありません。

不幸なことに日本のメディアに存在する英語話者のイメージはこれから英語の世界に飛び立とうとする人にとっては有害です。誤った価値観を捨てて今すぐリアルな英語の世界に飛び込みましょう

どんな英語レベルの人でもまずは英語の世界に一歩を踏み出し、少しずつ改善を積み重ねることで数か月後には自由に世界を見ることができます。

もし英語を始めたくなったらぜひ次の記事を読んで今すぐ英語の世界に飛び込みましょう!

レオパ
レオパ

典型的な英語初級者の社会人がある日突然外資系企業で働くことになり、英語に苦労する日々。しかし数年後には外国人に囲まれて英語で仕事ができるようになりました。その過程で日本にいながら英語を効率よく勉強する方法を模索して英語力をUP。その方法を公開します。