【ゼロから英語を学びたい!】忙しい30代社会人が無理して英語を学ぶ必要ある?ー もちろんあります!

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皆さんはナゼ英語を学びたいのでしょうか?

実はこの疑問に答えられる人は意外に多くありません。

私は、今英語でやりたいことが明確にあるならば、どれほど忙しくても今すぐ始めるべきだと思います。

しかし、言語は継続しながら使いこなしていくものであり、長期的に英語に触れる機会を持たなくてはなりません。

それだけの時間をかける合理性があるかということを冷静に考えなければ貴重な30代の時間を浪費してしまいます。

でも忙しい30代社会人にはその価値が十分にあるんです!

なぜか知りたい方は是非最後まで読んでみてください。

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忙しい30代社会人が自由に費やせる時間はせいぜい1時間程度

30代社会人と言っても、人によって一日の使い方は多種多様です。

独身で夜遅くまで仕事という方や、自由な時間が比較的多い人、結婚していて仕事以外にも家事の大半を担っている人、また子供がいて仕事の合間に育児もしなきゃいけないパパやママもいるかもしれません。

私は今2人の子供がいますが、妻と共働きであり、朝から晩までてんやわんやの毎日です。

人によってバラつきはありますが、良くて1時間から2時間程度が一日で自分の為に充てられる時間でしょう。

この少ない貴重な自由時間の大半を、長期にわたって英語学習に充てられるかという問いです。

英語以外にやりたいことは?
  • もっと子供と一緒に遊びたい
  • 家族や友人と楽しい時間を共有したい
  • サイクリングやゴルフなど趣味の時間に費やしたい
  • 将来のキャリアの為に仕事につながる勉強がしたい

数か月・数年にわたって英語学習に時間を割くというのは、つまり他の時間を削るということです。

ただでさえ息をつく時間が欲しいという状況の中で、頭を使う勉強を継続することに耐えるモチベーションがあるのか?

ここを事前に考慮しないと確実に3日坊主で終わります

そもそも英語学習の優先順位は高いのか?

他にもいろいろと注力したいことがあると分かった人は英語学習の優先順位を改めて整理してみましょう

キャリアアップや転職、短期間で英語を身に着けたい人にとっては優先順位は高いでしょう。

私は仕事で必要だったので超短期で英語力を向上させることが最優先事項でした。

やりたいことは英語を流ちょうに話せなくても大抵できる

しかし今の時代、英語を満足に話せなくても大体のことはできます。

Googleやその他の英語の翻訳機能は年々精度が向上し、完璧ではなくても内容を知りたい英文をコピペするだけで大体の内容は理解できます。

AIの発展に伴って、自動翻訳の精度やスピードは目を見張るものがあります。

最近ではChatGPTに代表されるような高精度なサービスも出てきました。

ChatGPTの凄さについては以下の記事をご覧ください。

素晴らしい翻訳サービスによって、英語ができなくても以前より格段に英語のコンテンツを理解できるようになっています。

そのためテクノロジーの力を借りれば、そもそも貴重な時間を英語学習に費やす必要はないかもしれません。

他に優先度の高い学習対象はないか?

英語は機会を広げるという点で有用なツールではありますが、あくまでコミュニケーションツールです。

「英語ができる」というだけでは人材として価値の高い高度なスキルを持っているということにはなりません

そもそも英語ネイティブは自然に英語を使いこなせるのですから。

私たちは価値のあるスキルを持ったうえでそれを活かす機会を作るために英語を学びます。

つまり他に自分のスキルアップにつながる優先度の高い学習対象があるならそちらの勉強の方が重要ということです

ある程度社会的価値のあるスキルが身についている30代こそ英語学習に時間を割くべきだと思います。

英会話実践前の事前準備

英語を学ぶべきだと改めて決心した方は次のステップに進みましょう。

自分の英語に自信を持つ

自分の話す英語に自信を持てなければ相手を前にしてまともに話ができません。ある程度フレーズは知っているけど外国人を目の前にすると何も言えないという人はまず自分自身のマインドセットを変える必要があります。

自信を持つところまで行かなくても、相手に引け目を感じずに意識を会話に集中できるくらいには慣れる必要があります。

簡単な会話ならば中学や高校の学習内容で十分コミュニケーションを取れるというのはよく言われますが実際に通じます。挨拶であれば、”Hello, Nice to meet you. How are you?”。中学校で最初に学びますよね。

でも街中で困っている外国人に会ったり、職場で海外からの出張者に会ったときにさらっと声をかけられる人は非常に少ないです。英語力を伸ばす貴重で実践的な機会が目の前にあるにもかかわらずです。

多くの方は実際にこのような場面に出くわした時、自分自身に心理的な壁があることを実感しているでしょう。しかしこれは英語の問題ではなく、自分のマインドセットを変えることで誰でも克服できるものです。

シーン別に例文会話を覚えて練習する

ではここから具体的にどのように克服するのかについて説明していきます。もちろんこれは一例ですので自分に合うようにアレンジしていただければと思います。

自分が英語を使う環境を具体的に想像する

まず最初に自分がどのような場面で英語を使いたいのか具体的にイメージしましょう。最初はできるだけ簡単に受け答えを想像できる場面を設定してください。たとえば

  • 道に迷う観光客に道案内をする
  • 日本に興味を持つ外国人に日本を紹介する
  • 海外からの電話の問い合わせに答える
  • 電話会議で自己紹介する

なるべく自分が普段出くわす可能性の高い場面が好ましいですが、全くないという方は観光客と話すなどの場面がわかりやすいと思います。

必要な英語フレーズを練習する

道案内や電話対応でよく使う使う英語、自己紹介で使う英語などはネットで検索すればいくつも出てきますので、参考にしながらいくつか自分なりに作って発音しながら練習します。

基本的に文法に則る必要がありますが、正解はありませんので自分の理解できる範囲で自由に組み合わせて大丈夫です。とにかく必要となったときにすぐ練習したフレーズが出てくるように、何度も繰り返します。

英会話の相手探し

英語を習得したい日本人が直面する最大の課題は英語を実践的に使う機会がないということでしょう。しかしこれだけITが進歩した現在、これまで英語に触れる機会がなかった方でもいくらでも外国人と話す機会を作ることができます

今は新型コロナの影響で海外からの観光客が減り街中で出会う機会が減った一方、Web上やSNSでは新しいサービスが活気を帯びてきており、非日本語圏の人たちと容易につながることができます。

この一年でウェブ会議を頻繁に使っていた方は既にオンラインでの会話に慣れているのではないでしょうか?ならば最も気軽に利用できるのはオンライン英会話サービスですね。

オンライン英会話を利用する上で重要なのは「主体性」です。相手の言われるがままに話を進めると英語は上達しません。こちらのレベルを共有し、こちらが学びたいことを明確に伝えたうえで会話を進めるとよいです。

基本的にフリートークをすると自己紹介や無難な基礎英会話で終わってしまうのですが、具体的に練習したい場面を決め、講師と想定している場面(例えば外国人に浅草を案内するなど)を決めて自分の用意したフレーズを使いながら会話を進めることで効果的な練習ができます。

目的を見失わないように

ここでの目的は英語を発話するときに感じる心理的な障壁を乗り越えることです。あまり壮大なチャレンジではなく自分が想像できる範囲で具体的なシチュエーションを想定し、自分の組み立てた英語が十分通じることをオンライン英会話など実際の会話を通して実感し、少しずつ自信をつけてください。

日本人が感じる不安は相手に全く気にされていない

自分の発言がうまく伝わらなかったらどうしよう。発音が悪くて恥をかくのでは?話しかけたはいいけどその後の会話が続かなければ気まずい。など不安が頭をよぎり話しかけるのを躊躇してしまうことはよくあります。

私も最初はそうでした。とにかく人前で恥をかくことを極度に恐れるタイプだったので完璧に話せるようになってから対面で話したいと思っていました。

でも大丈夫です。そんなことは全く気にされていません。こちら側の意識が過剰なだけです。

英語ネイティブに関して言えば彼らは英語が母国語であり、頑張って相手に合わせているのはこちらです。実際の会話の場面では多くの人が丁寧にこちらの話の意図を汲み取ってくれようとするはずです。

母国語が英語でない人たちについてはさらに寛容です。英語習得の難しさを理解しているので日本人の英語がおかしいなんて指摘する人はほぼいません。少なくとも私はこれまでそんな事言われたことは一度もありません。

いきなり自信をもって英語を話せるようになるわけではありません。まずは最初の一歩を踏み出し、小さな改善を続けていくことで次第に自信が持てるようになります。

英語学習は自分を変える絶好の機会

最後に自信を持つという点に関連して非常に興味深い成果を発表しているTED動画を紹介します。これは自分自身の日々の振る舞いが自分の心理や行動に多大な影響を与えているというもので、今すぐ実践できる内容ですので是非試して頂きたいおすすめ動画です。

自分に自信をつけることは時間がかかるものだと思われがちですが、自分自身の「態度」を少し変えるだけで劇的に人生が変わる可能性があるという内容です。実際の研究結果も含めて説明しているので非常にわかりやすく、すぐに試してみたくなるでしょう。

英語を自信をもって話すという場面に限らず、日常生活での自分の意識や行動を変えるきっかけにもなると思います。約20分の動画で英語/日本語の字幕もあるので、是非英語勉強や自己啓発の一環として英語で聞いてみてください。

Amy Cuddy: “Your body language may shape who you are”

Body language affects how others see us, but it may also change how we see ourselves

英語の習得は自分自身を変えるきっかけにもなります。今いる自分の環境から一歩踏み出し、今までとは違う自分と世界を見に行きましょう!

本気でやりたくなったらぜひ以下の記事を参考に時間のない毎日でも英語学習を進めてみてください。