【何か月も待つ必要はない!】英語初心者でも今すぐ英語を日常的に使うべき理由!

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英語の重要性を疑う人はあまりいません。しかし子供時代に学校で勉強しただけで実用面で使う機会がないまま社会人になり今に至る方が多数です。日本で生活するだけなら英語を使えなくても問題なく生きていけます

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英語が話せなくても生活に困ることないし、勉強のモチベーションが続かない

英語を使う機会がないから勉強してもすぐに忘れてしまう

TOEICの勉強はしているけど、日常生活では使わない

一方で義務教育では英語教育の時間が年々多くなり、巷には英会話学校や英語学習塾が数多く存在し、また書店には英語学習の本が多く並びスマホアプリも数多く提供されています。つまり日本社会では国や多くの大人が英語教材や学習機会に多額の投資をしていることが分かります。

では一体なぜこれほどまで英語を重要視し、安くない金額を投資してまであらゆる世代で英語を学ぼうとしているのでしょうか?

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英語の習得により世界感が一変する

日常生活に英語圏の情報(日本語に翻訳されない)が入ってくると少しずつ世界の捉え方が変わり、今後の人生を大きく変えることになります。メディアやソーシャルネットワークから入手できる情報が格段に増え、また世界中に人脈やネットワークを作れるようになります。

一方、日本社会に蔓延るネガティブな思考やルールなどについて疑問を持つ人も多いでしょう。実際に社会の発展や個人の生活の質の向上を目指すうえでおかしなものが数多くあります。しかし日本社会の同調意識のもとでは多くの人が理不尽と思いながらも思考停止状態を続けています。

しかし世界に目を向ければ日本では当たり前のルールが全く意味をなさないという例は枚挙にいとまがありません。理不尽な制度やルールに縛られず、よりよい生活を実現したいと思うのであれば海外の事例を積極的に学び、自分にとって最良の生き方を見つけるべきでしょう。

多様性のない日本での生活の中で育まれた価値観

自分自身の世界観や物事の判断基準は今まで育ってきた環境でほとんど決まっています。

日本に生まれ、似たような生活を送る日本人だけに囲まれて育ってきた多くの人にとっては日本社会のルールや風習、習慣に疑問をもつことは少ないでしょう。近年は日本を訪れたり日本で暮らす外国人の数も増えてきてはいますが、まだまだ日常生活で頻繁に接するほど多くはありません。

言い換えれば日本には様々な面で多様性がありません。子供時代から規律や他人との協調性を重要視され、多様性を認めることよりも現状の日本社会へ適応することを優先に教育を受けます。協調性がなかったり、平均から外れた特徴を持つといじめられるというのは多様性を認められないマインドを持った社会です。これは多様性の中で新たな価値を生み出すクリエイティブマインドからは真逆の方向です。

日本にも世界に誇る良い点は多々ありますが、今後は人種や国籍、性別、言語、思考や価値観などの多様性に柔軟に対処できなければ充実した生活を送ることは難しくなります。日本人に囲まれた生活を続けていると非常に狭い世界でしか生きられず、将来大きな社会変動に直面した際に適応できず困ることになるでしょう。

英語は日本の外の世界を理解し、多様性のある世界で充実した生活を送るために最低限身につけておくべきスキルなのです。

世界との違いを認識する

日本の日常生活において海外を意識する機会は多くありません。多くの学校では日本人のみが学び、先生も親も友人も日本人という状況が一般的です。社会に出ても企業の従業員は全員日本人という企業が多く、ここでも海外を意識する環境はありません。もちろん海外事業を展開し、英語が日常的に飛び交う会社も多くありますが、日本社会全体から見れば少数でしょう。

テレビやネットで海外の報道を目にすることもありますが、実際に何が起きているのか本質を理解するには不十分です。世界の状況は自ら積極的に情報を取りにいかなければ十分な情報を得ることはできません。戦争が起きている、デモが起きている、大統領が変わったなど、単にそれだけを知っただけでは自分の人生に何ら影響を及ぼすことはないでしょう。

海外の出来事に関する情報のほとんどは日本語に訳されません。翻訳されたとしても主要メディアから流れる情報は各報道機関によってキュレーションされ、内容はメディアのポリシーによっても大きく変わってきます。

世界の出来事を中立の立場で理解するには日本語の情報源だけでなく、海外の情報に直接アクセスしなければ背景や詳細について理解できません。しかし英語で情報を取得できればSNSを含めてリアルタイムで膨大な情報を取得し、何が起きているかを詳しく把握できます。例えば欧州サッカーの情報をいち早く得たいと思えば現地のメディアやファンが発する情報を取りに行けば良いのですから。

すべての行動や基準について自分の考えを再構築できる

英語が理解できるようになると自分の行動や考えをについて良い・悪いの比較がより広い視野を持って判断できるようになります。

社会人の一例で言えば、日本企業の多くは従業員に対して年間20日程度の有給取得権利を付与してます。ところが20日間完全に取得する人は少数派でしょう。従業員の権利であるにも関わらず上司や周囲のメンバーが取得しないからといって自分も取らない。私が勤務していた日系大手企業でもそうでした。最近では国の方針で最低5日間取得しなければ企業にペナルティが課されるようになりましたね。そこまでしないと取得率は上がらないのです。

一方、私が勤務した外資系企業では多くの従業員が有給を確実に消化していました。そして企業にもよりますが消化できなかった分は退職するときにお金で支給されたりします。日本では取得しなかった分はただ消滅してしまうだけですよね。これが海外と日本の違いの一例です。自分に与えられた権利を放棄するという選択を自分でしていることに気づき、私はそれ以降毎年有給はすべて取得してきました。

海外の状況が必ずしも日本よりも良いというわけではなく、世界の状況と比較すると、自分の置かれた環境の良い部分と悪い部分が見えてくるのでより良い選択ができるようになります

今後やってくる環境変化の波

第二次世界大戦後日本は著しい経済成長を遂げ、米国・中国に次ぐGDP世界第3位の豊かな国へと発展しました。良くも悪くもその成功体験が日本社会に根強く残り、環境変化に適応するという観点では障害も多くなっています。日本人全体の英語力が伸びないというのもその一例だと私は思います。

しかしながら迫りくる変化に適用しようとせず、抵抗もしくは見て見ぬふりを続けていると最終的に損をするのは自分自身です。高齢化社会や労働人口の減少により国民一人一人に課される負担は増加し、一層の価値生産の効率化がめられる一方、単純労働は既にロボットやAIに置き換わり始め、数十年後には知的生産活動をも代替えされます。

クリエイティブ思考や価値を生み出すことができなければポジティブに生きていくことすら危ぶまれます。

時代の変化に追いつかない習慣

日本社会、特にビジネスの現場においては不思議なルールや時代にそぐわない習慣があります。これらは日本の国際競争力を強化や生産性向上の観点では明らかに足枷となっています。

新卒一括採用

これは日本特有のシステムであり、時代遅れです。多くの学生は大学2年もしくは3年目で就職活動を開始し、就活サイトに登録してエントリーシート提出や面接を経て内定、卒業後に正社員として就職をする。

問題はこのルートが「最も正しい」として大多数の企業や大学、学生が疑問を持つことなく従うという点です。また新卒でなければ正社員としての就職が難しいという点も理解できません。大学卒業後に就職せず様々な経験をするために数年間のキャリアの空白をつくるとそれだけで応募資格が得られない企業も多いのです。

多様なバックグラウンドの人材を採用して社内の多様性を確保するよりもより均一で管理しやすい人材を採用するほうが多くの企業にとっては好ましいとされてきました。しかしそれは当然ながら国内外問わず優秀な人材が入ってくる可能性を減らし、結局のところ企業の競争力強化を抑制していることに他なりません。

女性の社会進出

2021年はオリンピック組織委員会会長の発言も注目を集めましたが、日本社会で女性が仕事をしている中で男性より不自由を強いられる場面は残念ながら多いです。私は男性ですが日系大手企業での女性社員の待遇や育児休職中の女性の状況も見てきました。

次第に男性は仕事、女性は家事育児という考えを持つ人は減ってきてはいますが未だに多いのは事実でしょう。今の社会社会システムでは女性が男性と同じようなキャリアを実現するには出産、育児が大きな障害になります。出産は女性しかできませんので男性が代わることはできません。しかし育児は男性でも可能です。

日本の育児休業制度は世界でもかなり手厚いとされており、実際女性が出産の為に会社を数か月休んだ代わりに出産後は夫が育児休暇を取得して面倒をみることも実際には可能です。企業は従業員が休業する権利を断ることはできないのですから。しかし男性の育児休業取得率は2019年度で約8%と一桁です。そのうち7割は1週間以内の取得で、つまり育児を主で担当するためではなく妻のサポートの為の取得です。

この状況は変えようと思えば今すぐにでも変えられる問題です。すでに国は制度を整え、企業に男性の育児休業取得を促していますが、企業内での意識や環境が変わりません。育児休業に限らず、コロナ禍の働き方改革もスピードが鈍いように、日本社会は多くの場面で現状維持を好み、変化に弱いです。冒頭にあげた女性蔑視発言も一か月もしないうちにメディアでは報道されなくなりました。結局問題が起きても変わらないのです。

日本だけでなく海外の先進国でも男性優位が問題になることは多々あります。しかし先進国では着実に女性の社会進出は進み、日本よりも女性が企業で働きやすい環境になってきています。例えば米国では大企業のリーダーシップチームにも女性は多く、小さい子供を抱えながら管理職で活躍する女性も普通に目にします。

今後起きる変化

今後数十年の間に起きると予想されている大きな変化は何と言ってもAI(人工知能)による生産活動の発展でしょう。この数年でAI技術は大きく進化し、すでにあらゆる分野で実用化されています。そして今後より高度な処理が可能になり、近いうちに日本の約半分の仕事はロボットやAIに置き換わる可能性も指摘されています。

人工知能の世界的権威であるレイ・カーツワイル博士は、2045年頃にAIは人間の知的活動を超えるという「シンギュラリティ」を提唱しています。つまりその頃には人間の働き方や暮らしは今とは全く違っているでしょう。人間とコンピューターがそれぞれの得意領域を分担して社会を発展させていくことになり、ロボットやAIが取って代われる仕事に従事している人は職を失う可能性が高くなります。

変化に対応できる人だけが生き残れる

いつの時代もそうですが変化に柔軟に適応できなければ楽しく生きていけません。変化に怯え、既存の環境に固執していては前を向けません。

多様性を受け入れるマインドを持ち、様々なバックグラウンドや価値観を持つ人たちと共に生きることは思考停止に陥らずに日々自分にとって最良の環境を得るために必要なことです。

英語の習得は最低条件

そのためにはすぐにでも多様性の中に身をおかなくてはなりません。

しかし上述したように日本には多様性のある環境は多くありません。SNSでもオンライン英会話でもよいので海外に住む人や価値観の異なる人たちとの交流を通じて多様性の中で生きるという経験を早いうちにするべきです。

それには英語力は最低条件であり、なるべく早く実践的なコミュニケーションの中で使い始めることが大切です。

世界の実質的な共通言語

もちろん英語だけが唯一の共通言語ではありません。フランス語や中国語を話す人も多いですし、もし身近に英語以外の言語を話す人がいれば、多様性に慣れるという点においてまずはその言語を話してみるというのもいいと思います。しかし世界の状況を理解したり、多様な国の人たちと話をする場合には英語を使うことが最も効率的でしょう。私たちは子供時代から英語に馴染みがあるので、最も使いやすい言語です。

英語力習得は単に共通言語の獲得だけでなく自分の世界観や意思をも変える

地球規模で様々な事象を理解するためには英語は必須です。また平均化や現状維持を好む日本社会で後悔しない快適な生き方を実現するには世界の事例と比較してみることが重要です。さらには今後迫りくる変化に柔軟に対応し、充実したキャリアを築くために世界の潮流を読みながら多様性の中で新たな価値を生み出すことができなければなりません。

そのためには日本だけでなく世界規模の情報収集やコミュニケーションが必ず必要になります。英語はただのコミュニケーション手段にとどまらず、自分の行動範囲や世界観を変えるためのツールとなります

将来に不安を持っていたり、現状に不満を持っているとすればそれは今の環境に満足していないことが理由かもしれません。しかしそれは自分自身で変えることができます。今行動を開始すれば半年後には状況は一変しているかもしれません。今すぐ新しい世界へ歩みを進めてみませんか。

最初の一歩を踏み出す方法については以下の記事を参考にしてみてください。